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Wine List
今回の土着品種はサンジョベーゼです。
産地はフィレンツェで有名なトスカーナ地方。イタリアのワイン業界においては、生産者がひしめき合って、ピンキリ、日々
様々なワインが生み出されるところ、日本でいえば<東京・代官山>でしょうか。六本木よりは<静かな>代官山のイメージで。
ベースとなっている香りは、フレッシュブルーベリーの<瑞々しい>香り。
そこにスミレのように<上品で物静か>、思わずグラスに向けて深呼吸したくなるような、繊細な香りが重なります。
飲み口は、自然な酸味がワインに張りをもたせて、<派手さはない>が、飲み飽きのこない<ナチュラルさ>が特徴。
イメージとしては、大理石張りの豪華なラウンジに、着飾った貴婦人がワラワラといて、そこにジーンズでサラっと出ちゃう、
なのに誰よりも落ち着いていて、逆に一目置かれてしまう・・・みたいな。
<参考ワイン>
оSan Vincenzo IGT 09 (Veneto) Roberto Anselmi ¥800/glass
今回の土着品種はガルガネガです。
産地は北イタリア、中世の街並みが色濃く残るヴェローナ。ロミオとジュリエットの舞台ですね。
日本でいえば<京都>、あくまで風情のはなしですが。
分かりやすい香りは<カリン>や<グレープフルーツ>。
このワインの色合いと良く似た<山吹色の果物>が、そのまま瓶詰めされたようなワインです。
不思議なもので、ワインはその色合いから様々なこのとが想像できます。すべてのワインがブドウから作られるのに、
なぜかブドウ以外の香りがします。
味わいはフルーツの皮を想わせる軽い苦みと穏やかな酸味が<気持ちいい>。このブドウで造られるワインにソアヴェという
銘柄がありますが、ソアヴェには<気持ちいい>という意味もあります。
さて、今回のワインの作り手アンセルミは、ガルガネガの使い方がとても独創的。自然酵母と一緒に熟成させて、無ろ過でその
まま瓶詰めします。機械化による大量生産が一世を風靡したガルガネガの風潮では、ちょっと歌舞伎者な存在。
そんなアンセルミのこだわりをどうぞ。
<参考ワイン>
оSan Vincenzo IGT 09 (Veneto) Roberto Anselmi ¥800/glass
今回の土着品種はネロ・ダヴォラです。
産地はシチリア島。イタリア版の沖縄でしょうか。その島の約1/4を占めるのがこのブドウです。
分かりやすい香りは、イチゴ系。
それもフレッシュな甘酸っぱいものではなく、だいぶ<熟した>ものや、煮詰めて<ジャム>にしたような濃密な香り。
そこにほんの少し、黒胡椒やアニス、丁子みたいな<オリエンタル>な香りは見え隠れします。サングリアっぽい配合です。
飲み口は、<ギスギスしない><どっしりと安心感のある>味わい。
コレステロールの取り過ぎに効くレスペラトロールが通常の3倍近くあるこのブドウは、古くから「Le Vin Medicine(特効薬のワイン)」
として、世界中のワインにブレンドされてきました。
医薬的マリアージュ??
今日は食べすぎかなーと思ったら、こんなワインを肉料理と合わせてみてはどうですか。
<参考ワイン>
оNero d'Abora IGT 09 (Sicilia) Cantine Colosi ¥800/glass
今回の土着品種はガリオッポです。
産地は、イタリア半島のつま先カラブリア。
右に左に違う海があるところで、日本でいえば<長崎>みたいな感じでしょうか。
分かりやすい香りは、<サクランボ>の優しくチャーミングな香り。
一瞬、軽いかなと思いきや、うっすらと漂う<甘草>の艶やかな香りが、このワインをより魅力的にさせています。
飲み口は、<優しい肌触り>と<膨らみのあるボディ>が印象的。
Gaglioppo(ガリオッポ)は世界で最も古い葡萄のひとつといわれ、古くは二千年前のオリンピックの優勝商品が
この葡萄で作るワインだったともいわれています。
ギリシアからきたこの葡萄は、直訳すると<美しい脚>。
どこの脚が美しいかっていうと、葡萄の実と実を繋ぐ茎の部分がどうやら美しいらしいんです。
葡萄の茎フェチな農家の方がいたんでしょうね。
<参考ワイン>
оCiro rosso classico 09 (Calabria) Librandy ¥800/glass
今回の土着品種はブラン・ド・モルジェ。
産地は、北イタリアのヴァッレ・ダオスタというところです。
アルプス山脈の最高峰モンブランの麓、スキーやトレッキングを始め多くのレジャー施設が整った
リゾート地、日本でいえば<軽井沢>みたいな感じでしょうか。
分かりやすい香りは、<レモン・ウォーター>。
生のレモンの酸っぱいツンとする香りではなく、もっと穏やかで瑞々しい香り。
グリコの高原の岩清水&レモン。
また、かすかなところだと<ジャスミン>の上品な清涼感。
飲み口は、<軽快>で<清らか>な印象。
散歩の途中のカフェで飲みたくなるような心地よい風味。
断崖絶壁・強風・低温。土が蓄えた太陽熱をもらうために極端に低く栽培、
残雪の白い山から反射する光さえも貴重に吸収。まるで二宮金次郎みたいなワイン。
<参考ワイン>
оBlanc de Morgex 09 (Valle d'Aosta) Cave du Vin Blanc de Morgex ¥800/glass
今回の土着品種はフリウラーノです。
産地は、北イタリアのフリウリというところ。
比較的涼しく白ワインの一大産地、日本でいえば<リトル北海道>という感じです。
分かりやすい香りは、<オレンジ>。
それもマンダリンや枇杷など優しい甘みをイメージさせる香り。
また、かすかなところだと<木になる白い花>。
サンザシ・アカシア・スイカズラなど、5月に咲く花の風にのる清楚な香り。
飲み口は、<ゆったりとした優しい味わい>が印象的。
昔むかし、この地方の伯爵お嬢様が嫁入り道具としてハンガリーにもっていった葡萄
なんですが、逆にハンガリーのほうで有名になってしまって、どっちの国でその名前を
名乗るかで100年以上もめている葡萄です。
- 1891年マドリッド協定、1994年トリプス協定(知的所有権の国際協定)を経て2006年終結。
ただブドウ分類学的にはソーヴィニョンブランと縁戚関係にあり、チリのソーヴィニョンナッセ
と同類という見方が強い。
<参考ワイン>
оFriulano-Toh (Friuli-Venezia-Giulia) Di Lenardo 2008 ¥800/glass
今回の土着品種はウーヴァ・ディ・トロイアです。
産地は、南イタリアのプーリア州というところ。
日本でいえば暖かく農作物が豊かな点で、鹿児島県みたいな感じでしょうか。
分かりやすい香りは、まず<ブラックベリー>をジャムにしたような香り。
黒くて小さな森の果物で作るジャム。食べると軽い酸味と凝縮した旨みがあります。
また、かすかなところだと<鉛筆の芯>。
鉛筆をガリガリっと削った時の、杉の木と鉛の混じった清涼感に近い香り。
飲み口は、熟した果実のもつ<凝縮感>や<屈強さ>が印象的。
ホメロスの叙事詩、つまり神話レベルの話ですが、トロイア戦争の英雄ディオメーデが
ギリシアから南イタリアのこの地に最初の一本を植えたのが起源という説があります。
ちなみにウーヴァは葡萄という意味、ディオメーデは写真のワインの製造会社の名前になってます。
<参考ワイン>
оToroia 2005 (Puglia) Cantina Diomede ¥800/glass
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